Nori Art handicrafts workshop
The China Chair
Hans J Wegner 1944
Solid teak.
1/5
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この作品は、ハンス・J・ウェグナー氏がデザインしたチャイニーズチェア(FH4283)を参考に1/5スケールで製作したものです。一見しただだけで、中国に伝統的に存在した椅子であることがわかります。ところが、このミニチュア製作してみると単に伝統的な中国椅子まねて製作したものではないことがすぐにわかります。@座の形状が中国椅子は長方形だが、この椅子は手前が広く奥が短い台形をしている。A座は中国椅子は板などを貼ったものだが、この椅子は座枠にウェービングテープ張り、その上に革で包んだのクッション置くようになっている。B脚の形状は中国椅子が一部を除いて丸棒を使用してあるが、この椅子は座枠にあたる部分が一番太く後脚は上下に、前脚は下方向にテーパーを付け細くしている。C肘から背にかけてのアームは中国椅子は断面が円形であるが、この椅子は肘の部分にかけて微妙なラインで製作している。D背板と肘から背にかけてのアームの接合部は中国椅子はそのままホゾで接合しているが、この椅子は面一に仕上げてあり滑らかにつながっている。E前後、左右に脚部の下に貫が中国椅子にはあるが、この椅子にはない。Fアームの形状が二次元(平面)な中国椅子であるが、この椅子は肘と背の部分に角度がついていて三次元(立体)となっている。以上が大体の違いであるがそのことが実にセンスのある椅子に仕上がっている。座枠の部分の装飾的な長方形の溝は北欧的なセンスの中にも原点である中国椅子のイメージを大切にした為のように感じる。このような処理はハンス・J・ウェグナー氏のデザインの中ではとても珍しい気がする。このミニチュアを作るにあたっては、「ハンス・ウェグナー・オン・デザイン」に掲載された図面を参考にした。ミニチュアの寸法は、高さは約15,5cm。幅は約13cm奥行は約10,5cm。材質はチーク材。座は本革張り。

chinese-02 座板の枠は台形になっており3mm厚の板で製作します。座枠にはめ込むかたちになるのでゲージを作って出来るだけ正確に作ります。座枠に彫られた四角い溝は3mmのルータービットを使用します。 chnese-03
chinese-05 脚は旋盤を使って丸棒より仕上げます。後脚は両端を細く仕上げます。右図は前脚部の製作過程です。座枠の厚みの部分がが脚の中心になるよう、又左右の脚が上下方向に平行になるよう、ゲージを作り位置を固定して接着します。

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chinese-06 後脚は下部の幅と上部の幅を固定して前脚と同じように座枠を挟んで固定し接着します。右図のアームは、実物は2箇所でジョイントしてありますが、このミニチュアでは30mmの板から削りだしたものと、実物と同じにジョイントしたものと2種類製作してみましたが、個人的にミニチュアの場合は削りだした方がきれいに仕上がったと思います。 chinese-07
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前脚部と、後脚部が完成したら、立体にして左右の座枠を取り付けます。後脚は手前に約2°傾斜していますのでゲージを製作して固定します。右図は完成した本体下部にアームに接続する脚部、その他の4本の丸棒の取付け位置を決めるゲージを付けたところです。このゲージでアームの取付け位置の高さも決めます。 chinese-08
chinese-10 アームを取り付けたら最後に背板を取り付けます。アームとの接続部は特に注意し、正面が滑らかになるように仕上げます。最初に製作した座板の枠は周りに0,8mm×10mmのスリットを開けて、1cm幅のテープを張ります。完成した座板の枠は本体に2mmのネジ4本で固定します。 chinese-11

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