Nori Art handicrafts workshop
玉 座
thron 550k1 thron
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この椅子はツタンカーメンの黄金の玉座を参考にしました。美術誌などでは背板に描かれたツタンカーメンと王妃を中心としたレリーフなどの装飾がおもに掲載されていて全体の形は案外解りませんでした。色々調べて見ると、獣脚の貫と座枠の間にも装飾の金格子がとりつけられてあったようです。左写真の玉座のミニチュアは装飾を大幅に省いて全体のプロポーションがよくわかるように作ったものです。このミニチュアでの寸法は、基準値を決めてそこから全体の寸法を割り出す方法にしました。総高の1/2を座高とし、座の総巾と奥行(前端から傾斜した背板が座面と接する位置迄)が同じとしました。座高は基準値として55cmとしました。それを基準とすると高さ110cm巾50cmとなります。それを1/5に縮小して製作しました。この玉座の構造としての特徴はまず背板の受け方です。傾斜した背板を後から垂直に立てた3枚の板で受けるようになっています。実物の獣脚では足の指、爪まで再現されています。

throne 1/5の図面から型紙を作り、適切な厚さの板に写し取り、バンドソーで切り取って部品をそろえます。脚はライオンの足を模したもので前足、後足とあり接地部は円筒状になっています。組み立てた座枠に、この獣脚と呼ばれる脚を取り付けます。先端部はゲージを使ってずれないようにします。 throne
throne 4本の獣脚に貫を取り付けます。更に、この中央部に座枠から垂直に装飾のついた棒を取り付けます。実物はこの座枠と貫の間に装飾があったようですが省略してあります。背板は傾斜していて後の垂直な板3枚で支える構造です。このミニチュアでは後日、加工できるように、背の部分を木ネジで取り外せるようにしました。実物は背板の傾斜と支えの垂直に立てた板の間の三角形の部分にコブラの装飾がありますが省略してあります。座枠先端両側にライオンの頭部の彫刻が付きます。
throne
throne

座枠に付けた背板とライオンの頭部、それと両側にある肘掛。背板は木ネジ止め、あとはダボによる差し込みにして、後日、装飾を彫る時に作業しやすいようにしました。したがって最初の写真は完全に完成したものではありません。少しずつ仕上げて、いずれは実物では、泥棒に外されてしまった座枠と貫の間の格子も、後日このミニチュアで私の想像によるものを付けようと思っています。

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